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アーセナルにある疑惑が浮上 

Arsenal face Fifa investigation

本来であればワールドカップ関連のニュースをお伝えしたいところですが、現在クラブにある疑惑が持ち上がっており、それどころではありません。疑惑というのは、エブエの古巣であり、少し前まで業務提携を結んでいたベルギーのクラブ、KSKベヴェーレンに関する事です。現在判っているのは2001年にアーセナルからベヴェーレンへ100万ポンド(約2億円)が支払われていたという事だけなんですが、この金銭の流れが不透明なものであるという事、さらにはアーセナルがベヴェーレンへ資金提供、というより投資を行っており、規模の大小はともかくとしてベヴェーレンに対して何らかの影響力を持っているのではないかという疑惑があり、これがFIFAとUEFAの定める規約に抵触するというのです。またFAのレギュレーションにもトップクラブ(この基準がわかりませんが)はプレミアシップもしくは他のリーグに所属するクラブに対して投資や融資を行う事を禁ずる条項があるのですが、国外のクラブに関しては判例がないのだとか。

この件が発覚したのは、ベルギーの警察がベヴェーレンに出所不明の100万ポンドの収入がある事を突き止めた事から始まりました。当初アーセナルはベヴェーレンへの資金提供を否定していたのですが、現在はそれを認めています。一方でベヴェーレンに対しての影響力の存在は否定しており、この件に関してはまずFAが調査に乗り出すようです。ちなみにベヴェーレン側は今シーズンの降格こそ免れたものの、現在深刻な財政難に喘いでおり、その金がどこから得たものであるかは明らかにしていません。

以前ベヴェーレンのマネージャーであるジャン?マルク・ジル氏がベヴェーレンを去る事になり、アーセナルとの関係もそれで終わる事になるというのはこのブログでもお伝えしましたが、このBBCの記事ではジルとヴェンゲルの関係や彼らとコートジボワールのつながり、そして何故ベヴェーレンがコートジボワール人だらけのクラブになったのかが詳細に書かれています。しかしこのジル氏、1978年のワールドカップではプラティニとチームメイトだったんですね。知らなかった・・・。

ヴェンゲルのマネージメント術というのは実はこのジル氏から学んだものであり、いわば師匠とも言える人です。このジル氏は1980年代にカンヌの監督を務め、その時アシスタントを務めていたのがヴェンゲルでした。そしてこの二人はアフリカから選手を安く買い集める事になります。この後ヴェンゲルはナンシーを経てモナコの監督に就任するのですが、この時ジル氏が持ちかけたのがコートジボワールにフットボールアカデミーを創設する事でした。これにはモナコが出資し、アフリカのトップチームであるASECと提携する形で、首都アビジャンにアカデミーを創設しました。アカデミーは12歳の少年を集め、教育しました。アーセナルのトゥーレとエブエやチェルシーへの入団が決まっているサロモン・カルーら、このワールドカップに出場するコートジボワール代表の半数がこのアカデミーを卒業しています。

しかし後にヴェンゲルがモナコを去ると、クラブはアカデミーへの出資を中止しました。これによりジルは新たな出資者を探す必要に迫られました。記事にはジルとヴェンゲルを含めた11人の出資者とその金額を記録したリストが掲載されています。その資料によると、アカデミーで育てた選手をヨーロッパにクラブに売る事で、300パーセントの利益を見込んでいたようです。ASECのRoger Ouegninは「彼らは出資者ではなく高利貸しだ。」と語っています。このリストにはヴェンゲルは3万ポンドを投資し、10万ポンドの収入を見込んでいたと記録されているようです(画像が見づらい)。これらの事が事実だとすると、ヴェンゲルにとっては難しい状況になります。移籍によって利益を得ていたわけですし、トゥーレをこのアカデミーから直接買っているわけですからね。状況こそ異なりますが、選手の移籍にあたって不当な金銭を得ていたジョージ・グレアム前監督と同じような立場に置かれる事が予想されます。この問題は未だベルギーとフランスでは凍結されているとの事で、ヴェンゲルはあれは投資ではなく寄付なんだと主張しているようですが、10万ポンドの収入を見込んでいたのが事実であると判断されれば言い逃れはできません。


ヨーロッパの各国リーグには大体EU外選手に対する制限が設けられていますが、ベルギーのクラブであるベヴェーレンがコートジボワール人の"スーパーマーケット"になったのは、それを回避する事、そしてより育てた選手の注目度を上げる狙いがあったようです。

アカデミーの出身者のうちトゥーレを含む最初の4人はアカデミーから直接売りに出されていますが、コートジボワールの選手にとってヨーロッパのリーグでワークパーミッションを取得するのは困難だと。トゥーレは代表での基準を満たしていたそうですけどね。そしてジル氏はベルギーのトップディヴィジョンのクラブを買収する事を思いつくわけですが、これには当時ベルギーのフットボール協会の規則が他と比べて甘かった事があるようです。

そしてジル氏はベヴェーレンを買収し、コートジボワール人の市場をヨーロッパに進出させる事に成功するわけで、現在多くのコートジボワール人がヨーロッパで活躍している事を見ても、そのアイディア自体は成功したと言えるのでしょうが、ここからジル氏は大きな問題にぶち当たる事になります。ベヴェーレンというクラブの運営自体に追われる事になり、当然それには100万ポンドばかりで足りるものではありませんでした。ジル氏自身はクラブの運営に充てるだけの資金を持ち合わせていなかったのですが、彼にはある当てがあったのです。

ベルギーの監査当局のドゥ・フール氏が入手した資料によると、アーセナルのデイヴィッド・ディーン副会長がアーセナルFCに代わり、Raoul de Waeleと呼ばれるディーン副会長の提携者に1200万ベルギーフラン(約20万ポンド、4000万円ぐらい)を無償で融資するとの事です。この融資はゴールという企業の創設に充てられ、この会社がベヴェーレンのコントロールをしていく事になります。この融資やアーセナルによって出資されたその他の金は、ゴールの得た移籍金から返済されています。


僕も段々よくわからなくなってきました。でもとりあえず続けましょう。

ベヴェーレンのディレクターの一人が匿名で明かしたところによると、100万ポンドの見返りにde Waele氏が50パーセント、ジル氏が30パーセントの割合でベヴェーレンの権力を握る事になりました。このde Waeleがベヴェーレンとアーセナルをつなぐ人物と見られているようで、ベヴェーレンのヴァン・フーフ会長によって明かされた資料によると、アーセナルがゴールの筆頭株主であり、de Waele氏がディーン副会長の代理人的立場であるとの事ですが、アーセナルはそれを公にはしていません。そしてそのディレクターの話では、クラブはコートジボワール人の売却によって得た利益をほぼ全てゴールとジル氏に還元する事に合意していたそうです。最初の年の配分率はゴールに60パーセント、ジル氏に30パーセント、そしてベヴェーレンに10パーセントでしたが、最近はクラブが30パーセント、ゴールが40パーセントという配分になっていたと。

こうしてベヴェーレンはヨーロッパ中に選手を売る事になります。フランス、ウクライナ、ギリシャ、そしてアーセナルに来たエブエ。彼は移籍前にベルギー人と結婚しており、ヨーロッパの市民権を得ているそうです。これは初耳。ってか既婚!?

記事によれば選手売却によって得た多額の利益がどうなったのか不明だとの事でですが、何にしてもこの先調査はFIFAが進める事になりそうです。


とりあえずこの辺にしておきましょう。もしアーセナルが有罪と判断された場合、多額の罰金を支払う事になるか、最悪の場合チャンピオンズリーグの出場権を剥奪される事もあり得るようです。


FA to investigate Arsenal

というわけで事の成り行きは慎重に見守らなければなりませんが、とりあえずは冒頭でお話ししたようにイングランドとベルギーのFAによる調査が先のようで、これはFIFAの方針です。というのも当面FIFAは静観を決め込んでいるようなのです。

「ベルギーフットボール協会は自国のクラブを、イングランドフットボール協会は自国のクラブを調査しなければならない。ルールの構造と責任の所在を考えて、まずはFAが担当すべき問題である。アーセナルは有罪であると証明されるまでは無罪であるが、報道されているような事が事実であるのならば、調査が必要な問題である事は明らかである。まずはFAが担当、対処しなければならない。FIFAは世界中の出来事を見守っているが、個々の(フットボール協会の)メンバーの問題はその国で解決されるべきだ。これはアーセナルを巻き込んだイギリスの大きな問題だ。違法な行為があったのかどうかはわからないが、とにかくFAが調査すべき問題である。」

何か無責任ですよね・・・。


Lawyer plays down Arsenal fears

一方で弁護士のメル・ゴールドバーグ氏は懸念されているような問題にはならないだろうと考えています。

「実際にそんな事があったとは思わない。アーセナルは国外のクラブに影響力などないと言っているのだからね。確認しなければならないルールは2つ。まずはプレミアリーグのルール、他のプレミアのクラブやフットボールリーグのクラブの株式や利権を所有してはならないという事。これは起こっていない。もう一つはUEFAとFIFAのルール。まあ似たようなものだが、国外のクラブの株式を所有する事を禁じている。これも起こってはいないだろう。」

罰金はまだいいから、チャンピオンズリーグ出場権剥奪だけは勘弁を・・・。続報やその他のニュースはまた明日に。
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コメント

こんばんわ。正直読んでいたら目が疲れてしまいました(笑)アーセナルってファンになって日が浅いけどクリーンなイメージがあったのですが実はそうでもなかったんですね。本気でCL出場権剥奪とかは勘弁してもらいたいです…(泣)しかもW杯直前のこんな時期に明るみに出て当事者のエブエやトゥーレ、他のガナーズたちに影響しなければいいんですけどね、俺的には特にアンリ…あんま考えないっすかね?(笑)

移籍市場はなんだかチェルシーの独壇場で面白味に欠けてますね。これこそW杯前だからなんでしょうけど。シェバはともかくバラックは機能しない事を祈ります、あんま好きじゃないんで。

アーセナルは基本的にディーン副会長とヴェンゲルの2人が中心となって運営されています。ヒル-ウッド会長は別にダーティな人ではないんですが、ディーン副会長が結構やり手でして。まあチェルシーのピーター・ケニヨンには負けますけど。実際セスクやフラミニの獲得に関してもかなり強引な手法を使ってますし、選手を獲得した際移籍金を明らかにしない事からもクリーンでオープンとは言い難いですね。まあフラミニに関してはマルセイユ側に非がありますけど。フラミニは社員ではなくバイトという立場でUEFAカップの決勝まで使われたわけですからね(笑)

とりあえずこの件自体は選手達に影響はしないとは思います。エブエやトゥーレはその金の事で揉めてはいますが、正直当人達には直接関係ない事ですので。アンリはもう契約を延長してしまった以上どうしようもありませんし、今はクラブの事なんてまるで気にしてないと思います(笑)

チェルシー獲りすぎですね。6月に入ったばかりだというのにこんなに獲得して、いったいどうするつもりなんでしょうか。モウリーニョは少数精鋭のチームを作ろうとしていると思ってたんですが、やっぱりただスター軍団を作り上げたいだけのようです。こりゃイアン・ライトも怒りますね。まああの親子は自業自得って面もあるんですけどね。で僕もバラック嫌いなんでこのまま消えてくれるとありがたいです。

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