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チェルシー戦 マッチリポート2 

アーセナル 0-2 チェルシー

バークレーズプレミアシップ
アーセナルスタジアム、ハイベリー
2005年12月18日(日)
キックオフ:午後4時

主審:ロブ・スタイルズ
入場者数:38347人


アーセナル   0

チェルシー   2
   ロッベン 39分
   ジョー・コール 72分


 ARSENAL
   レーマン
   トゥーレ
   センデロス
   キャンベル
   ラウレン
   リュングベリ→ベルカンプ(70分)
   フラミニ
   ファブレガス
   フレブ→ピレス(70分)
   ファン・ペルシ→オヴス?アベイエ(81分)
   アンリ
 SUBS NOT USED
   アルムニア
   エブエ

 CHELSEA
   ツェフ
   マケレレ
   エシアン
   カルヴァーリョ
   ランパード
   ジョー・コール
   ギャラス
   ドログバ→フート(88分)
   ロッベン→ジェレミ(77分)
   パウロ・フェレイラ
   テリー
 SUBS NOT USED
   クレスポ
   グジョンセン
   クディチーニ



もはや優勝争いよりも意地とプライドをかけたロンドンダービー、残念ながら我らがガナーズは0-2でチェルシーに屈しました。正直この結果をどう見るかは意見の分かれるのところでしょう。ファン・ペルシのゴールが取り消されなければ試合はもっと違ったものになっていた事は間違いないでしょうが、このスコアは今の二つのチームの実力差を表している、とも言えると思います。何であれ現実はアーセナルは守りに入ったチェルシーを崩せなかった、そして今季6敗目、ホームで初の黒星を喫し、首位から20ポイント差の8位に甘んじているという事です。

前半はチェルシーがスピーディ且つフィジカルに仕掛けてきて防戦一方でした。しかし15分頃からアーセナルもペースを掴みかけ、両者トップギアに入りっぱなしのめまぐるしい展開が続いたわけですが、ファン・ペルシのゴールがオフサイドと判定され無効になったのをきっかけに、試合は一気に沈静化。その後チェルシーが先制点を挙げた事もあり、あまりクオリティの高くない内容になってしまいました。色んな意味で、期待していたものと違う今回のロンドンダービーだったと思います。

そして今回もまた、主審の判定が議論を呼ぶものになってしまいました。大体論点に挙がっているのはファン・ペルシの幻のゴール、エシアンのファール、それからセンデロスのファールですね。

まずは試合を一つ決定づける出来事になったファン・ペルシのゴール。これはビデオでオフサイドではなかった事が確認されており、黒。ただアンリがボールに触れてないとはいえ反応しているため、オフサイドを取るのであればこのアンリのプレー、という事になるのでしょうが、そういう話は一切ないですね。メディアの見方は誤審で一致しているようです。ただしファン・ペルシはギャラスとほぼ同列にいたため、あれをスタイルズ主審が自分の判定でオフサイドかどうかを見るのは不可能。というわけで副審の誤審という事になるのですが、あれは本当に難しいから・・・。ただ同じような場面でロッベンのゴールシーンでは反対サイドとはいえオンサイドと判定されているため、ちょっと納得がいかないのも頷ける話です。

続いて度重なるエシアンのファール。必要以上に腕を振り回し、ラウレンの歯を折ったシーンでは警告のみで済んでいますが、ヴェンゲルは「あれは一発レッドだろう、主審は退場にさせる勇気がなかったんだろう」と主張しています。が、僕の意見ではイエローは妥当です。その後似たようなシーンで今度は注意のみで済んでいますが、これもいい判定だったと思います。もう一度エシアンが同じ事をやる、もしくは危険な行為をすればそこで退場だったでしょう。ハマンへの危険なタックルでチャンピオンズリーグ2試合出場停止を受けたエシアン、間違いなくチェルシーに来て荒いプレーヤーになったと思いますが、彼の表情を見る限り、悪意はないと思うんですよね(ここがファン・ニステルローイと違うところ)。モウリーニョは「今悪評が付いているエシアンのイメージを利用しようとして、アーセナルはエシアンを標的にしていた」と言っています。「10人の選手がエシアンに向かって飛ぶのを見た」とも。10人って、フィールドプレーヤー全員じゃねーかっ!そんな事あり得るはずがないだろうが・・・全く、物事を誇張して話すのはモウリーニョの悪癖ですね。ある意味病気です(それともツッコミ待ちなのか?僕はヤツに乗せられたのか?)。・・・エシアンの話に戻って、ラウレンを倒した場面ではアンリが連れていってきっちり話もつけてますし、これはもうしなくてもいい議論だと思います。ただ、故意ではないにしろエシアンの品行は直した方がいいでしょう。まあ僕に言わせれば同じ故意ではないでもエインセの方が悪質ですが。

そしてセンデロスのロッベンへのファール。これは一発レッドでもおかしくありませんでした。ヴェンゲルもこれは認めています。モウリーニョが前半でドログバに対する一発レッドでもおかしくないファールがあったと言っていますが、これは何の事だかよくわかりません。ここでいうファールは裏を取られた時ロッベンを倒し、イエローをもらったシーンの事です。

総じてスタイルズ自身のジャッジにはほとんど問題はなかったと僕は思っています。ただヴェンゲルはかなり怒り心頭で、FAの事情聴取を受ける可能性も出てきたようです。一つきな臭いのは、この間の事ですが、エヴァートン戦で同じくPKを取ってもらえなかったと、サー・アレックス・ファーガソンがスタイルズ主審にクレームをつけ、同じようにFAの事情聴取を受けている事です。何が言いたいかというと、スタイルズだけ守られすぎじゃないのかと。まるでスタイルズの判定はFAの判定と言わんばかりのFAの行動ですよね。彼はイングランドでは一番うまい審判だと思いますが、一人の審判にフットボール協会が傾倒するというのはイングリッシュフットボール界のモラルに関わる事じゃないでしょうか。

ともあれこれで首位とは20ポイント差の8位、2位ユナイテッドにも11点差をつけられ、このペースでは優勝どころかチャンピオンズリーグ圏内も怪しくなってきました(ユナイテッドより消化試合数は一つ少ないですが)。少なくとも2位には滑り込まなければ例え出場権を確保しても予備予選を戦わなくてはいけなくなりますし、そもそも出場圏外なんてのは論外です。ただでさえ貧乏クラブなんだから。何とかこの過密日程を連勝で乗り切り、勢いに乗ってもらいたいですね。いや乗ってもらわないと困ります。とりあえずオフィシャルから、ヴェンゲルより現実的なアンリのコメントを載せます。


「この結果には失望だ。ゲームの決定的な場面で、僕らの思うようにはならなかった。」

「ロビン・ファン・ペルシのゴールが何故取り消されたのかわからないよ。それに、現時点では僕はゴールよりもポストの方を多く叩いてるみたいだ。ボルトン戦では二度やったし、それからニューカッスル戦ではシェイ・ギヴンが素晴らしいセーブをした。今日もポストを叩いた。でも時々そういうようにしかならなくなるんだろう。」

「この結果は彼ら(チェルシー)が今のチャンピオンである事を証明しているよ。チェルシーに負けるのはしょうがない事かもね。こんな事言いたくないけど、そういう事もあるんだ。」

「彼らを行かせてしまいたくはないよ。でもボールがポストに当たって入り、レフェリーがもうちょっと良くてロビンのゴールが認められていたら、ゲームは違うものになっていたかもしれない。でもジャッジは彼ら(チェルシー)の方に向き、そして彼らはネットを揺らした。オープンな試合だったけど、彼らは決定的な場面で得点したんだ。」

「物事は僕らの思うようには行ってないよ。これは言い訳じゃない、現時点では事実だ。とにかく前へ進み、試合からポジティブなものを見つけるように努力していく必要がある。僕らは負けてはいなかった、でもまた試合には負けたんだ。」

「キャプテンとして話せば、一番重要な事は僕らみんなで自分達の試合を盛り立てていく事だ。一人や二人の選手の問題じゃない、みんなでやらなくてはいけないんだ。それをドンカスターとチャールトンで、できるだけ早くやらなくてはいけない。」


チェルシーに負けるのはしょうがない、というのは一見後ろ向きなコメントに見えますが、これには僕も同意です。試合は必ずしも強いものが勝つわけではないのですから、本来何が起こってもおかしくないんですよね。特にチェルシーのような強豪相手では、展開次第で全く違う結果になるでしょう。事実、イタリアではミランがユヴェントスを楽に下しています。今回「も」と言いましょうか、我々は少しだけ運がありませんでした。でも逆にこれで気持ちを切り替えていってもらえれば、と思います。そうなると、今表立って審判の判定に文句を言っているヴェンゲルがかなり心配なんですが・・・。本来率先してチームの気持ちの切り替えを行わなければいけない人ですからね。どうもチェルシー、というかモウリーニョが絡むと感情的になってしまうのは勘弁して欲しいです。


最後に、チェルシーに関して言いたい事が。チェルシーというか、ジョー・コールなんですが。今シーズンが始まってからずっと思ってたんですが、ちょっと変わりすぎじゃありませんか?元々テクニックはありましたが、それだけの選手でした。でそこにフィジカルが加わるのはわかります。事実ピレスがそうです。でもあのキャンベルを競り負かす高さや、遅いとはいえセンデロスを完全に置き去りにするスピードは何ですか?そんなの鍛えてつくもんじゃないでしょ。もう改造されてるとしか思えないんですよね。近年ではありえないような連続出場記録を更新し続けるランパードもそうですし、テリーなんてターミネーターにしか見えないんですけど。何でエシアンを諭すのがあんたじゃなくてうちのキャプテンなんですか。悦に入ってないで仕事してくださいよ、キャプテンとしての仕事を。いかんせんアブラモヴィッチが後ろにいるだけにもはや何でもアリに見えてしまうのが困ったところ。そういう意味では友人との間では結構ネタ化してます、このクラブ。

フォーメーションですが、ジウベルトがサスペンションという事で、中盤の真ん中はセスクとフラミニ確定。って事で、気になるのはサイドとアンリのパートナーのみですね。左はピレスをベンチに置いてフレブ先発、右はリュングベリ。2トップにはアンリと、やはり好調ファン・ペルシが入りました。ニューカッスル戦からはジウベルトとフラミニが替わっただけですね。

        レーマン
    センデロス  キャンベル
トゥーレ            ラウレン
      セスク  フラミニ
リュングベリ          フレブ
      
   ファン・ペルシ  アンリ

後半、フレブとリュングベリの両翼を下げてピレスとベルカンプのベテランコンビを投入。これにより普通だったらファン・ペルシが左に下がり、ピレスは右、という事になるんでしょうが、実質ベルカンプをトップ下に置いた4-3-1-2のような形だったかと。さらにファン・ペルシを下げ、クインシーを投入した事でそれが顕著になったでしょうか。クインシーは入った当初こそ左にいましたが、右にいる時間も多かったですし。というか前線はかなり流動的でこれ、という風に決めれない感じでしたね。

        レーマン
    センデロス  キャンベル
トゥーレ            ラウレン
        フラミニ
   ピレス         セスク
        ベルカンプ
    クインシー   アンリ

じゃあレーティングに行きましょうか。


レーマン 5.5
二失点は両方とも決めた相手を褒めるべきでしょう。一つ素晴らしいセーブもありましたし、全く悪いプレーはしてないです。しかし最近守備範囲の広さ(クロスボール、セットプレー時は別)が目に付きますね。頼もしい限りです。

トゥーレ 6.5
前回に引き続き、攻撃の要でした。トゥーレ自身はこれでいいんですが、それは同時に中盤の不甲斐なさを示しているわけで。フラミニは別として、セスク、フレブ、リュングベリ、いずれも褒められた出来ではありませんでしたから。

センデロス 4.5
厳しいですねぇ・・・。代表と違い前から来る相手と後ろの広大なスペースをケアしつつ、周りの選手とのバランスを取ってラインもコントロールし、ワイドにボールをさばく。高さと強さはありますが、スピードと足元のうまさに劣り視野が狭い彼には厳しい仕事です。集中力がないわけではないんですが、もうちょっと何とかならんのかなぁ。

キャンベル 5.5
粕谷は結構衰えを指摘したがりますが、僕にはそうは思えません。ドログバとロッベンに挟まれた状態、しかもドログバのが前なのに先に追いついたスピードは本当に驚きです。ジョー・コールに競り負けたのは、それはすでにジョー・コールが人間とは別のものになっているからです。ただやはりセンデロスとのコンビネーションの問題ですね。ゾーンディフェンスがあまり機能していません。この先センデロスをうまくコントロールできないと、本当に大変な事になります。

ラウレン 4.5
不用意なトラップミスから失点。最悪のパターンでした。でもそれ以外に悪いプレーはなかったし、あのミスも自分で挽回しようとがんばってました。そもそも歯折られてるわけですし・・・。試合を見ている時は本当に彼を責めたくなりましたが、そもそも敗戦の原因はそんなところにありませんしね・・・。ただ、もう二度とあんなミスはしてはいけません。

リュングベリ 5.0
右に左に、そして前にと恐らく一番ポジションを替えていた選手だと思いますが、全然何もさせてもらえませんでした。めまぐるしいポジションチェンジは恐らく戸惑いの表れだと思います。今一番どうしたらいいかわからなくなっている選手でしょう。フレディがこんな事では困るんですが、やはりチームが過渡期を迎えているという事なんでしょうかね・・・。

フラミニ 6.0
今回は彼の守備が決定的な場面を演出する事にはならなかったものの、何とか中盤が崩壊せずに済んだのはこの人の働きが大きかったと思います。セスクとのコンビネーションもいいですね。役割分担がしっかりできてて。ただその相方が不発だったのが残念ですが・・・。

ファブレガス 5.0
動きはいいんですよ。ジウベルトとより、フラミニとの方が自分の仕事に集中できる感じで、必然的にポジショニングやオーバーラップのタイミングも良くなってます。でもいざ攻撃、となった時のパスの精度、これに大いに問題ありですね。これ、多分もっと前でプレーした時はあんまり目立たないんでしょうけど。つまり中?長距離のパスの精度が悪い。今まで同郷ではちょうどシャヴィに替わるような選手かと思っていたんですが、実はトップ下でプレーさせた方がいいのかもとも考えてしまいます。つまり、カカですね。

フレブ 5.5
一番どうしたらいいのかわからない選手です。彼のテクニックや閃きはすごくいいアクセントになるんですけど、もう少しボールを動かす事を覚えないとカモにされるだけですからね。まあフレディよりはよかったかなって程度。彼には期待してるんですが・・・。

ファン・ペルシ 5.5
本当に何で取り消されるかなぁ。結構可能性を感じさせるシーンもありましたし、散々言っていた少し中盤へ下がるという動きも出来てたんですが。ただやっぱリュングベリのスペースを奪ってる感じもありますね。ちょっと相性がよくないのかも。これはもう次で発憤してもらうしかないです。

アンリ 5.5
最近ノーゴールが続いてますが、本人も話している通り本当にポストに嫌われてますよね。でもまあこんな事もあります。そのうちまたゴールを量産してくれるでしょう。ただドリブルで抜き去るシーンが減っている気がするのが気になりますが・・・。

ベルカンプ 5.0
あのシュートはさすが。決まりはしませんでしたがびっくりでした。ただそれ以外にほとんど仕事ができなかったのも事実。アンリ、ファン・ペルシと違ってちょっとポジションが低すぎるんですよね。リュングベリがいればそれもアリですが・・・。

ピレス 5.0
同じくポジションが低すぎる人。でも今回は得点も狙ってました。そういった動きがもっと出てくれば本来のフォームに戻ってくるかもしれません。というか頼みます。レジェスがいなければ正直中盤で頼りになるのはこの人だけです、現時点では。

オヴス?アベイエ 5.0
あのシーンで入れられてもあまり仕事にならないのはしょうがないんですよね。アンリと違ってゆっくり崩すタイプではないので。使うならスタメン起用か、追加点が欲しい時でしょう。まあ、ずっとそんなでは困るんですが・・・。


次はカーリングカップの5回戦、アウェーでのドンカスター・ローヴァーズ戦です。リーグ1に所属し、現在8位というポジションですが、アストン・ヴィラを倒して文字通りジャイアントキリングを成し遂げたチームだけに、侮れませんね。ところで彼らのスタジアム、ベル・ヴューってワロン語でしょうか?何でこんな洒落た名前がついてるんでしょうね。どんなところかちょっと楽しみです。
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